松山市で傷んだ屋根下地の屋根修繕をおこないました

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松山市で傷んだ屋根下地の屋根修繕をおこないました

「雨漏りで屋根が崩れてきている」というお問い合わせを頂いた松山市のT様邸。
T様邸は築70年（30年前にリフォーム済）の瓦屋根の伝統的な
前回のブログの雨漏り点検で、屋根の谷部分に流れる大量の水をが溢れて雨漏りしていることが判明しました。

→前回のブログはこちら「松山市T様邸　雨漏り点検と原因」

今回のブログでは、「瓦をめくって屋根下地の修繕工事」をお送りします。

前回のおさらい(松山市T様邸　雨漏りで傷んだ屋根下地)

前回のおさらいも兼ねて、松山市T様邸の雨漏りで傷んだ屋根下地の様子をご覧ください。

【写真左(上)】長年の雨漏りで腐った垂木(たるき)が折れてしまっています。
この垂木とは屋根を支える構造材で屋根の土台と思ってください。
→「垂木は屋根の土台」詳しくはこちら

【写真右(下)】こちらはT様邸の雨漏り原因「谷部分」の真下の様子です。
谷を支える谷木(たにぎ)と垂木(たるき)が両方腐ってしまっていますね。

このまま放置していると屋根が崩壊しかねません。早急に屋根修繕をしましょう。

今回の屋根修繕の範囲と仮設足場の設置

【写真左(上)】こちらが今回の屋根修繕を行う範囲です。
この部分の瓦・屋根下地を一度解体して垂木(たるき)と谷木(たにぎ)の修繕を行います。

【写真右(下)】屋根修繕をするために必要な仮設足場を設置しました。
安全の為に屋根修繕が済むまで、出来るだけ屋根に上がらず足場から作業を行いましょう。

松山市T様邸・屋根修繕の様子

まずは瓦の解体から

ここから松山市Ｔ様邸の修繕作業に入っていきます。

まずは屋根修繕範囲の瓦を解体していきます。
Ｔ様邸の瓦は特に傷んだ所がなかったので、屋根修繕後に掃除して再利用予定です。
割らないように1枚1枚丁寧に解体します。

屋根下地の解体

瓦がめくれたら屋根下地の野地板(のじいた)も部分的に解体します。
→「野地板ってなに？」詳しくはこちら

【写真左(上)】こちらは傷んだ破風板(はふいた)と折れていた垂木を取り外している様子ですね。
破風板(はふいた)とは風の影響を受けやすい屋根の端部を保護するために取り付けられる幅広の板です。
今回はこの破風板も新しく取り替えます。

【写真右(下)】野地板の解体ができました。
軒先部分がボロボロに腐った垂木・谷木が見えてきましたね。
屋根を支える大事な部分です。しっかりと修繕を行っていきましょう

谷木・垂木の修繕作業

【写真左(上)】谷木(たにぎ)の交換をします。
この谷木は谷部分の芯材で周囲の垂木はこの谷木に固定されます。

【写真右(下)】次に垂木の修繕です。
折れていた垂木は交換するんですが、軒先部分だけ傷んでいた垂木は補強をします。
既存の垂木に新しい垂木を添えるように取り付ける「抱かせ」という工法で補強します。

広小舞・破風板の取り付け

屋根の土台・垂木の修繕が終わったら広小舞(ひろこまい)を取り付けます【写真左(上)】
広小舞(ひろこまい)は野地板の先端の部位で厚みのある板を使います。
この広小舞で垂木の軒先を繋げることで屋根が一体化して頑丈になります。

【写真右(下)】破風板(はふいた)も取り付けましょう。
横からの雨風に晒されることもある破風板は防腐材を塗って対策しておきます。

野地板の施工

松山市T様邸　屋根下地の修繕工事もあと少しです。

【写真左(上)】垂木の上に野地板を施工していきます。
屋根の形に合わせつつ、横の継ぎ目は垂木の上に来るように気を付けます

【写真右(下)】しっかりと垂木に釘打ちして、隙間なく張れたら野地板の施工完了です。

松山市T様邸の屋根下地の修繕工事完成しました。

特に雨の予報はありませんが念の為に、シートで防水をしておきます。
以上で松山市T様邸・屋根下地の修繕工事の完成です。
次のブログでは、「雨漏り対策」から「屋根工事完成」までをご紹介しますね。
→次回のブログはこちら『松山市T様邸　屋根補修工事完成』

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