今治市T様邸　軽量瓦ROOGAで屋根の防災リフォーム

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今治市T様邸　軽量瓦ROOGAで屋根の防災リフォーム

『瓦全数留め付け義務化！ガイドライン工法改定』の新聞記事を読み、築38年のご自宅の屋根の状態がきになった今治市のT様。
屋根調査の結果、ガイドライン改定前の施工のため瓦の半数しか留まっていないことが発覚。
モニエル瓦の重さも気になっていたT様は、これを機にいま人気の軽量瓦ROOGAで防災リフォームをされることにしました。
前回のブログで古い瓦の解体の様子を紹介したので、今回は実際にROOGAの施工の様子をお届けします。

→前回のブログはこちら『今治市T様邸・屋根を軽くするためのリフォーム』

今回の防災リフォームの主役『軽量瓦ROOGA(ルーガ)』の紹介

まず初めに今回の防災リフォームの主役のROOGA (ルーガ)という瓦について軽く説明します。
このROOGA はセメントに樹脂や補強繊維を合わせた新素材の瓦。
特殊な製造で内部に気泡をもたせて軽量化をしながら、新素材が衝撃を吸収して陶器瓦以上の割れにくい粘り強さを実現した災害に強い瓦です。
大きな特徴は３つ
1．軽くて地震に強い
ROOGA は一坪/64㎏(雅)・68㎏(鉄平)とT様邸のモニエル瓦1坪/144㎏と比べると半分以下の重量！
T様邸の屋根面積50坪の場合　モニエル瓦・7.2ｔ→ROOGA鉄平・3.4t＝3.8tの軽量化

2．割れにくく飛びにくい・台風に強い
ROOGAの施工は軒先は3カ所・平部は2カ所対角に釘打ちをするので風速60ｍの強風にも耐える！
新素材による耐衝撃性で万が一の飛来物にも割れにくい！

3．色褪せに強く綺麗が長持ち
ROOGAの塗膜・グラッサコートは分子間の結合力が紫外線エネルギーよりも強く劣化しにくい。
厳しい耐候試験(30年相当)でも目立った色褪せなし

デザインも自然石風の鉄平と瓦風の雅の2種類×豊富なカラーバリエーションでどんな家にも合わせられます！

→ROOGAについてもっと詳しく知りたい方はこちら

ROOGAの施工

平部の施工・ガイドライン工法の瓦全数留め付けで安心の防災リフォーム

それでは実際にROOGAの施工をしていきます。
前回のブログで紹介した桟木に引っ掛けてステンレス釘で留め付けます。
このステンレス釘にはギザギザのリング状の模様が付いていて、それが返しの役割で一度打ち込むと中々抜けないようになっています。

特に強風等の災害を受けやすい軒先部分は3カ所留め。
それ以外も対角上に2カ所留めることで台風でもバタつく事なく固定されています。

今治市Ｔ様邸は寄棟の屋根なので屋根の形に合わせてROOGA を切断します。
切断時には細かい粉塵が舞うので集塵機と繋いだ丸ノコで切断しましょう。【写真左(上)】

【写真右(下)】のように隙間なくROOGA を葺けたら平部は完成です

棟の施工・棟金具とビス打ちで地震・台風でも崩れない防災リフォーム

平部が終われば今回防災リフォームもあと一息です。

前回のブログの下準備時に取り付けておいた棟金具に棟の芯になる木をビス留めします。
この木は40㎜×40㎜で防虫防腐材が注入されたもので腐る心配なく安心ですね。
棟金具は60㎝間隔で設置されており、複数の金具が芯材と一体化して頑丈に固定されています。

芯材の周りにシルガード(屋根用漆喰)を厚めに盛りましょう。
防水剤が入ったシルガードが棟瓦と平瓦の隙間から入る水を防いでくれます。
また乾燥するとカチコチに固まるので、芯材を補強してくれます。

棟の瓦を被せて2本ずつビスを打ちます。
先程の40㎜の芯材にしっかりと固定されるので、どんな災害が来てもヘッチャラです！

今治市T様邸　防災リフォームの完成です。

今治市T様邸の防災リフォームの完成です。
モニエル瓦から軽量瓦ROOGA への葺き替えで屋根の重量は7200㎏→3400㎏＝－3800㎏の軽量化
半数しか留まっていなかった瓦も全枚数留め付けで大型台風が来ても怖くありません！
これから安心のお家で充実のセカンドライフを楽しんでいただけるでしょう！

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