東温市で行った雨樋掃除と雨樋の役割を紹介

HOME
現場ブログ
東温市で行った雨樋掃除と雨樋の役割を紹介

東温市のK様より「雨樋が詰まって困っている」というお問合せを頂きました。
さっそく現場に駆けつけ雨樋の掃除を行います。

皆さんは自宅の雨樋って気にされたことありますか？
お客様と話をしていると、たまに「雨樋って必要なの？」と質問されることがあります。
雨樋って…地味なんでしょうね(;^ω^)
しかし、実際は「家を守る大事な役割」を果してくれているんです。

本日のブログではK様邸の雨樋掃除の様子と雨樋の役割についてご紹介します。

東温市K様邸

【写真左】東温市K様邸のお宅に到着しました。
築12年・釉薬瓦屋根のお宅です。

【写真右】近くには神社があり大きなご神木があります。

今回のお悩み「雨樋の詰まり」はほとんどの場合、落ち葉が堆積してしまった事が原因です。
自宅に庭木が無くても、こういった大きな気が近くにある際は気を付けなくてはいけません。

東温市K様邸　雨樋の詰まり(1階屋根部分)

まずは裏手の納屋(1階)の雨樋から見ていきます。

【写真左】軒樋に落ち葉が溜まっていますね。
葉の形からみて、ご神木からの落ち葉だと思われます。

【写真右】落ち葉を取り除きました。腐葉土にはなっていなかったので軽症ですね。
しっかり綺麗になりました(*^^)v

東温市K様邸　雨樋の詰まり(2階屋根部分)

次に2階部分の雨樋を見ていきます。写真はK様が当店に電話してくれるきっかけになった箇所です。
雨の日に、下のテラス屋根に水が当たる音で雨樋の詰まりに気づかれたそうです。
他の箇所は特に落ち葉も無かったのに、どうしてこの一箇所だけ？

写真では分りにくいかもしれませんが、ここに詰まっているのは落ち葉ではなく藁などの繊維質のものでした。
鳥が巣を作ろうとして、それが詰まっていたようです(;^ω^)

東温市K様邸　雨樋の掃除

【写真左】まずは手で掻き出せるだけゴミを取り除きます。

【写真右】上から水を流して残ったゴミを洗い流します。

以上で雨樋の掃除・完了です。
ブログで書いてみると単純だし簡単そうですね（笑）

しかし雨樋掃除は高所作業で危険です。
こちらのK様邸のような屋根の場合、プロの私たちでも足がすくみます。
脚立で届くくらいなら問題ありませんが、それ以上はプロにお任せください(*^^)v

雨樋って本当に必要？雨樋の役割について

ここからは雨樋の役割について少し書かせていただきます。

まずは雨樋の役割ですが「屋根に降った雨水を適切に排水する」ことです。
屋根からの水を①軒樋(のきどい)で受けて②集水器で③の竪樋(たてどい)へと誘導する。
③竪樋(たてどい)を通って雨水は地上に排水されます。

屋根にどのくらいの雨が降るかご存じですか？

建坪25坪の家の屋根(投影面積：106㎡)を例に考えてみます。

1時間に5㎜の雨が降ったとすると…
106㎡×0.005ｍ(5㎜)＝0.53㎥＝530ℓ
1時間でお風呂3杯分といったところでしょうか。

ではお隣の松山市で1時間あたりの過去最大降水量60.5㎜の雨(平成4年8月)だと
106㎡×0.0605ｍ(60.5㎜)＝6.413㎥＝6413ℓ
極端な例かもしれませんが、ちょっと想像できない量ですね(;^ω^)

もし雨樋がなかったら…

もし雨樋がなかったら2メートル以上の高さから家の周り(軒下)に落ちるわけです…
「泥水が跳ねて外壁を汚す」「外壁を伝って劣化を早める」「雨音が非常に大きくなる」
などの被害が出てきますよね。
地味な雨樋ですが家を守ってくれているんです。

→もっと詳しく雨樋について知りたい方はこちら