四国中央市土居町のコロニアルを撤去して石粒付き鋼板セネターへの屋根葺き替え工事は終盤の棟工事に入りました。
コロニアル屋根や板金屋根など薄型の屋根材の住宅にお住まいの方は、「夏は二階の部屋が暑い。」などお悩みをよく聞きます。
ですが実は、夏の暑さの他に冬は室内が外気に比べ温かいので家の天井裏では結露が発生することがあり、屋根下地の寿命を縮める原因にもなっています。

今回は夏の暑さ対策や冬の天井裏の結露対策に有効は換気棟の取付けをご紹介します。

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「屋根葺き替え工事とは？」

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「軽量で高耐久なセネターの施工」

棟下地の貫板の取付け

それではセネターの棟工事の説明します。
まず、棟下地の貫板とよばれる木材を取り付けます。

どこに貫板を付けるのか基準となる位置を隅壺という道具を使って墨だしします。
貫板の外面の15mmくらい内側に防水のシールテープを張る位置も墨だししておきます。

墨だしに合わせて防水用のシールテープを貼ります。
一方に粘着面になっており剥離紙を剥がしてセネター一段毎に階段状にシールテープを貼ります。

こうすることでシールテープとセネターを密着させ防水性能をより強力にします。

シールテープを上から抑えるように貫板を載せてビスで固定します。
貫板は棟板金を固定する大事な下地となります。

丈夫で耐久性の高い木材を使い、しっかり屋根に固定します。

棟板金の施工

貫板に棟板金を被せてビス留めします。
ビス穴から雨水が侵入しないように棟板金の横をビス留めします。

セネターの棟板金も平部同様に部材の表面に天然石の石粒で覆われているので一般的な棟板金のような退色の恐れはなく耐久性に優れ、外観も統一感があって綺麗な納まりとなります。

棟板金で夏の暑さや冬の結露対策

大棟に換気棟を取り付けます。
換気棟とは天井裏の熱気を外に排気することで、夏場の暑さ対策や屋根下地など冬の結露対策に有効です。

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「換気棟で快適生活」

事前に換気棟を取り付ける箇所は屋根下地に巾30㎜くらいの隙間を確保していました。
その部分の防水紙を切り取り天井裏の熱気を排気する為の通気口を設けます。

通気口の周りにセネター専用の換気棟部材を取り付けます。

「換気棟から雨漏りすることはない？」とお客様から質問をうけますが、大丈夫です！
換気棟は通気はしますが室内に雨水が侵入しないような設計になっています。

換気棟部材の上に専用の棟板金を被せてビス留めします。
他の棟板金は横からビス止めでしたが換気棟は天端からしっかりビス留めします。

ビスの頭に防水処理をして棟の施工完了です。
棟板金も同質の石粒付きだと屋根に一体感があって仕上がりも綺麗ですね。

まとめ

コロニアル屋根を撤去してセネターへの屋根葺き替え工事が完成しました。
セネターは元のコロニアルに比べ約3分の1の重さで屋根の軽量化に繋がりました。

また金属製の屋根材の表面に天然石の石粒が付いていることで防音・断熱・高耐候の屋根材で屋根リフォームに人気の屋根材です。

表面の凹凸と石粒が屋根に豊かな表情をあたえセネターのブラック色が引き締まった印象で綺麗な仕上がりとなりました。

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