四国中央市三島で雨漏りでお困りだった日本瓦屋根の事務所を軽量屋根材として人気のアスファルトシングルで屋根リフォームします。
前回のブログでは雨漏りしていた屋根瓦の解体撤去と屋根下地工事の様子をご紹介しました。
前回のブログ＞＞「瓦の解体撤去と屋根下地工事」

今回はアスファルトシングルの施工の様子をご紹介します。
＞＞アスファルトシングルとは？

四国中央市A様の屋根リフォーム①軒先とケラバの水切り板金の取付け

まずアスファルトシングルの屋根リフォームに必要な水切り板金の取付けをします。
軒先とケラバに雨水で木部を濡らさないように水切板金をビスで取り付けます。
軒先やケラバとは？＞＞屋根の各部位の名称

水切り板金は雨水に触れるところなので耐久性の高い「ガルバリウム鋼板製」で丈夫で長持ちする素材を選びます。軒先の水切りはアスファルトシングルの施工後は雨樋に隠れて外から見えないのでブラック色ですがケラバの水切り板金は仕上がりの化粧として見える箇所なので、今回使用する屋根材の色と同じ色味のオレンジ色を使用します。

白い外壁に明るいオレンジ色がよく映えます。

四国中央市A様の屋根リフォーム②アスファルトシングルの施工

アスファルトシングルの本体を施工します。今回使用するのは旭ファイバーグラス社の「リッジウェイ」アーストーンシーダー色で屋根リフォームします。明るいオレンジ系の色合いが建物の印象も明るく鮮やかな印象になります。
＞＞「リッジウェイ」の紹介

アスファルトシングルは瓦の約４分の１の重量で屋根を軽量化でき防水性も高いので屋根リフォームには人気の屋根材のひとつです。材料費や施工費も安く魅力的なのですが屋根材としての寿命は約20年と他の屋根材に比べ短いのでお客様には事前によく説明して理解していただくことが重要で、屋根工事業者としての責務だと思っています。

施工の手順としては軒先から順番に下から上に施工します。リッジウェイを並べて専用釘をエアー工具でしっかり留めます。釘を打つ場所が決まっており上下に重なる部分の少し上の釘打ち線上に正確に打ちます。
通常は巾約１ｍの本体一枚を４本の釘で留めますが、四国中央市は強風地域の為６本の釘でしっかり留めます。

四国中央市A様の屋根リフォーム③釘とシングルセメントで固定

釘留めした箇所に接着用のシングルセメントを置いていきます。上のリッジウェイを被せたときに500円硬貨の大きさになるように適量をのせます。シングルセメントは文字とおり硬化するとガチガチに固まるので上下のリッジウェイ本体が剥がれる心配はありません。

釘とシングルセメントによる固定で強風地域でも飛ばされることはなく屋根リフォームにも最適です。

四国中央市A様の屋根リフォーム④換気棟で快適な住まいづくり

平部の施工ができると換気棟の取付けにはいります。
換気棟とは屋根裏の暖かい熱気を棟から排気することで夏場の室内気温の上昇を抑えたり冬場の結露による屋根下地の腐食などを防ぐ重要な役割があり、屋根リフォームの際に一緒に取り付けをオススメしています。
＞＞換気棟で暑さ対策・結露対策

まずは換気棟を設置する箇所に通気口を設けます。事前に棟部には屋根下地に隙間を作っていたので換気棟設置するところだけ防水紙をカッターで切り取って通気口を確保します。

棟際のリッジウェイ本体を施工し、通気口に換気棟部材を取り付けます。お客様から「換気棟から雨漏りはないですか？」と聞かれます、通気はしますが雨水が屋内に入らない形状になっているため雨漏りの心配はなく大丈夫です。

四国中央市A様の屋根リフォーム⑤棟は同質部材で一体感

換気棟の取付けができたら棟部材を施工します。平部と同質の部材の為、屋根に一体感があり自然な納まりです。ただ換気棟の箇所は部材の厚み分高さが浮いたようになりますが、機能性や外観には問題ありません。

四国中央市A様の屋根リフォーム⑥リッジウェイの屋根

屋根瓦を解体してアスファルトシングルのリッジウェイへの屋根リフォームできました。
今回葺き替え工事した屋根面積は161㎡あり施工前の瓦と土の重量は約12トンありましたが、軽量屋根のアスファルトシングルに葺き替えることで1.8トンまで屋根重量を軽くできました。施工前と施工後で屋根重量は約6分の1以上軽くなり、耐震性も格段に向上しました。
＞＞屋根リフォームで地震に強い屋根へ！

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